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遅発性ジスキネジアとは

[遅発性ジスキネジア] ブログ村キーワード

遅発性ジスキネジア( 遅発性ジスキニー)とは、ジスキネジアのうち、
主に抗精神病薬の長期服用下で出現するようになった不随意運動。
他に制吐剤等の消化気用薬、抗てんかん薬、抗つ剤等でも出現することがある。

英語名:Tardive Dyskinesia (TD)

遅発性ジスキネジアは、抗精神病薬の服薬開始後1ないし2年以上経過して発現することが多い。
抗精神病薬服用者の3.7~60%に出現するとされている。
最近では、もっと短期間、しかも少量の抗精神病薬の服用で出現することが報告されている。
また、長く服用しているほど発症頻度が上がっていくとされているので、服薬後5年、10年で、
発症することもある。

約半数は服薬中止後も持続するが、中止後軽減・消失する場合、
あるいは中止後2週間以内に発現する場合、等がある。

最も頻度が高いのは、口、舌、下顎等の口周囲部や、顔面筋の常同運動
(不随意運動、buccolingual dyskinesia, orofacial stereotypy)
であるが、四肢や、頸部、体幹の舞踏病様運動をともなうこともある。
その他、遅発性に発現する振戦、ジストニー、ミオクローヌス等がある。

以下は、遅発性ジスキネジアの症状をベン図化したもの(英語版)
TD.png

Stereotypy:常同症
Akathisia:アカシジア
Dystonia:ジストニア(ジストニー)
Chorea:舞踏(ヒョレア)様運動、
Myoclonus:ミオクローヌス
Tic:チック
Tremor:振戦

各症状については、ジスキネジアとは 参照。

発現の危険因子として、高齢、女性、抗精神病薬の長期服用、抗精神病薬の高容量、
作用の強い抗精神病薬、抗精神病薬使用前から運動障害がある場合、糖尿病、
脳委縮や器質性脳疾患、統合失調症の陰性兆候、リチウムを服用している感情障害患者、
アルコール中毒または依存症、等があげられる。

遅発性ジスキネジアは、当事者にとっては大変な苦痛であり、何よりもQOLが低下する。
重症化すると、症状により、運動障害、歩行障害、睡眠障害、食事摂取不能、誤嚥、寝たきり、
などとなる。


<治療法>

TDの治療には薬物療法が数多く実施されているものの、満足いく結果は得られていない。
従って、予防治療が一番である。
遅発性ジスキネジアは、症状があっても、最初は、患者はそれほど生活に支障がないため、
気がつくのが遅れることが多い。
その結果、症状が進行し、固定(慢性化)してしまってから、診断を受けることも多い。
治療可能な急性ジスキネジアが、治療困難な遅発性ジスキネジアへと移行することも多いため、
早期発見、早期対応も重要である。

治療の試行的方策としては、症状に応じてであるが、
非定型抗精神病薬、バルプロ酸、ジアゼパム、クロナゼパム、ビタミンE、ビタミンB6、
レボドパ、オキシペリチン、ゾニサミド、ボトックス、外科治療、精神療法、などがある。

神経内科と精神科のある医療機関での受診が、望ましい。

近年、遅発性ジスキネジア、遅発性ジストニア、遅発性アカシジア、
は独立した疾患として分類され、治療方法も異なるとされている。


<発現のメカニズム>

TDの発現メカニズムは、その長い研究にもかかわらず、いまだ十分に解明されていない。
TDの病態生理は、抗精神病薬の長期服用によるドパミン(DA)受容体の慢性的遮断の結果、
DA受容体の過感受性(supersensitivity)が獲得されるという仮説で説明されることが多い。
その他の仮説として、黒質線条体系におけるγ‐アミノ酪酸(GABA)ニューロンの活性化低下が
TDに関与しているというGABA説や、
脳内で生じたフリーラジカルが神経細胞に障害を起こし、神経伝達を障害し、その結果、
TDが生じるというフリーラジカル仮説などがある。


<参考書籍>

「遅発性ジスキネジアの臨床」 株式会社 新興医学出版社 ISBN 4-88002-575-5


<関連サイト>

過去サイトから
遅発性ジスキネジアとは(1998年)


政府系サイト
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

上記のHP内に、薬の副作用に関する厚労省のマニュアルがあります。

重篤副作用疾患別対応マニュアル(医療関係者向け)

その中でも、ジスキネジア関連、または、関連が深いものを、以下に挙げてみました。
各マニュアルの最後には、副作用を誘発する薬剤の一覧表が添付されています。
『遅発性ジスキネジア』に関しては、『ジスキネジア』マニュアルの中に記載されています。

(※)各マニュアルの最後に添付されている副作用誘発薬剤リストに書かれているのは、
商品名ではなく、薬剤名です。
wikiなどで調べていただければ、わかると思いますが、
わかる範囲で記載しておきます。(書きかけのため、間違いがあったらすみません)
本記事の最後、(※)薬剤名→商品名 をご覧ください。

ジスキネジア

アカシジア

薬剤性パーキソニズム

悪性症候群

セロトニン症候群

痙攣・てんかん

2チャンネルにもスレがあります。
「メンタルヘルス」→「遅発性ジスキネジアで苦しんでいる人。Part○」
現在は、3スレ目です。
遅発性ジスキネジアで苦しんでる人。Part3

ここを見ていただければ、多くの方がこの病気で苦しんでおられ、
お互いに情報交換をされていることがわかります。
大変、参考になると思います。

mixiや、NPO法人 希少難病患者支援事務局-SORD- でも、この病気の方の参加をお待ちしています。

mixi
「重篤 遅発性ジスキネジア」コミュニティ

NPO法人 希少難病患者支援事務局-SORD-
「同病患者の募集掲示板‐遅発性ジスキネジア患者の募集」


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(※)薬剤名→商品名

・クロルプロマジン
  コントミン、ウインタミン

・チオリダジン
  メレリル

・プロペリシアジン
  アパミン、ニューレプチル

・レボメプロマジン
  レボトミン、ヒルナミン、ソフミン、レバル、プロクラジン、レボホルテ

・ハロペリドール
  セレネース

・アリピプラゾール
  エビリファイ

・オラザピン
  ジプレキサ

・クエチアピン
  セロクエル

・ペロスピロン
  ルーラン

・リスペリドン
  リスパダール


最終更新日:2012/3/13

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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鍵コメさんへ

コメントありがとうございます。
確実な治療法は無いかもしれませんが、治った方、治らずとも軽くなった方がいらっしゃいますから、一緒に頑張りましょう。
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